トランペットを購入しようと思いましたが、たまに趣味で吹く程度なので、高級なものは要らないし、中古で十分です。しかし、安いものは良い音が望めないので止めた方がいいという先輩のご助言もあって、ミドルクラスのものを選ぶことにしました。
トランペットで定番のメーカーといえば、YAMAHA、Bachがあります。
ネットで調べたところ、YAMAHAの方が抵抗が少なく吹きやすいということだったので、ヤマハのYTR-4335かYTR-850(又はYTR-800)で探しました。
それと並行して、やはりBachも良いかなと思いました。バックのミドルクラスというとVincentモデルしかありません。その上になると、定番のStradivariusですが、最近の円安による楽器の高騰の影響もあり、約+5万円となって予算オーバー。
探していたところ、10万ちょっとで、少し古いし(シリアルNo.59万番台)、シルバーメッキが少し剥がれているけれど、それほどくたびれていないものがありました。試奏もしましたが、私にはストラディバリウスとの違いがそれほどあるようにも思えなかったので、そちらを購入しました。
しかし、BachのVincentモデルについては、余り情報がネットに掲載されていないので、メモ代わりにブログを書くことにしました。(ヨーロッパなどで売られているVBS S1と仕様が似ていますが、同じものなのでしょうか?)
Vincentモデルには、2種類あります。無印のVincentと、Vincent37。
モデル | ベル | リードパイプ |
無印Vincent | #72(2枚取り) | #43(ゴールドブラス) |
Vincent37 | #37(2枚取り) | #25(イエローブラス |
という違いがあります(出典「野中貿易」)
ベルのサイズで#72と#37(72は、"Strong, powerful sound, darker tone than 37"とされています。出典"BachLoyalist")
リードパイプが#43と#25(43は、"More open feeling with less resistance and more flexibility than 25. Brighter sound." とされています。出典"BachLoyalist")
という違いがあります。
ざっくり言うと、無印Vincentが吹きやすく力強い音、Vincent37が定番のStradivariusと同じ構成ということです。37の方がより上級者向けということでしょうか。ただ、37の方は、余り中古市場に出回っていないようです(2023年12月時点)。
因みに、定番のストラディバリウスの180ML37との違いは、ベル#37(1枚取り)、マウスパイプ#25(素材はモデルによる)です。また、その他の外観上の違いは、支柱が2本か1本か、3番管の水抜きの仕様の違い、3番管のストッパーの仕様の違いなどがあります。
それにしても、創始者の名前がVincent Bachであるため、ややこしいですね。